愚かさ

今にして思えば、愚かだったなぁと思う。
もう涙が出るほどに。
ため息が万里の長城より伸びるほどに。
なぜそういう愚かさに気づかないで、ここまで来てしまったのだろう。
低俗で、コントロールもできてなくて。
そこには慰めも救いもない。
ただ愚かなだけだ。
今さら気づいても、もう遅い。街は流され、苗は朽ちた。
なんという愚かさだろう。
ずっと逃げてた。