何気なく腕を組まれた時、何か居心地の悪いような違和感があった。
資格、ということをふと考えてしまう。
その手は誰のための手なのだろうか、とか。
誰かに好かれないと自分を好きになれないのだろうか。
或いは自分を許してないとか。
きつい寒さの中でその手は暖かかったけれど。