アンバランス

昼起きた時、どうも体と心のバランスがしっくりこなかった。厚い服の上から掻くような違和感。体は起きてるんだけど、魂が乗ってない感じの変な感じ。風呂に入ってみても収まらないので近所を30分くらい歩いてみるとようやくマシになった。
多分、良い事が起こるとどうも受け入れがたい体質らしい(笑) 不幸慣れしてる弊害とでもいおうか。アンビバレンツな感情が巻き起こる。多分期待と不安。不安の方がかなり強いのだろう。
二十歳くらいの時、とても好きだった女性と初めて寝た時もそんな感じだった。どうしても馴染めず、ずっと3時間くらい1人でビリヤードしてたっけ。この好かれているという空気がどうもいただけない。身に余る光栄というわけでもないけど、あれは一体なんなんだろうか。多分恐怖の一種。空白の上に城を積むような…。
でもイメージ的にはそれに対して何が必要なのかは大体つかんでいる。受け止める土台みたいなもの。
あれから実に長い年月が経ったな。
あの時はついて来いと言えなかった。