待たれてる感じ

深夜、ふとポッカリあいた真空の中に投げ出される。
やることも終わり、これからの予定もない空間。外は冷たい雨でふさがれており、体の芯にはうすく疲労がたまっている。
ホッと一息ついてみる。
時間と競争していると、自分の中のいろいろなものが追いつけなくて、そのあたりに散らばってるのがわかる。忙しいという漢字は心を亡くすと書くそうでそれはごもっともだな1人感心する。コーヒーを淹れて、ゆっくり拾い集める。ソファーが欲しいなと思う瞬間。
ちょっと文章にするのが難しいんだけど、待たれてる感じがする。自分が滅茶苦茶だと思ってる部分、でもそれはそんなに滅茶苦茶でなく、出されるのを待たれているというような。忘れている懐かしい自分。そう、それはあるし、それが帰ってきたらそれとわかるもの。
ああそうだ、オレはそういう奴だったんだなと。
春はいい。前向きな気持ちが勝手に湧いてくる。
冬に落ちなければもっといいんだけど…。

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