2006-06-08 月 月を見ていた。 月は時々慰めてくれた。 月の上に太陽がいた。 月の気持ちさえ半分しかわからないのに、 太陽の気持ちなどわかるはずもなかった。 月は太陽で輝いていた。 地面で僕は月に照らされていた。月を太陽から奪いたいと思った。 でも太陽の法則はあまりにも広大だった。 やがて月は欠け、 地面は冷たくなる。