受験トラウマ

Dr.コトーで子役が受験て私立に受かり国立に落ちるシーンがあった。でも私立でも合格を喜んでいて、親もそれを応援し、頑張って働くというところがなかなか良かった。
そして自分のことを思い返してみる。
私も私立は受かったけど、国立は落ちた。国立の合格発表の日、落ちたことを父に知らせると、父は激怒した。「バカかっ」って感じで。
まあ親が自分の成績にしか期待してないこと、もっと言えば誰かにそのことを自慢したりしていい気持ちになりたいだけということはわかっていたので、まあ怒るのは当然であったのだけど、まあやっぱり普通に比べると落差だなぁと思った。例えば子供の好きなことは何であったのか、とか何に悩んでいるかというのは全然無関心であり、中学の時ら成績がよかったでそのことは気をよくしたらしく、ちょっと関心を持ったらしい。
私はもともと勉強が好きだったので、親の期待にこたえて、みたいなところはそんなに無かったんだけど、落ちて落ち込んでる時に激怒され、しかも私立も頑張ったのに祝福されず、やれ金がかかるだの、体面が悪いだの言われて嫌だったな。てめぇが体面なんか言える親かよ。もちろん、今ではその愚かさは哀れであるということもわかるし、別に許してもいいんだけど、自分の子供時代に十分報われなかったことや、そういう無念さは何をもって償われるのだろうかと思うと寂寞としたものがある。まあ償われないことはわかってるし、それを違う誰かに求めて潰してしまったりしたこともあったので、もうなんともしようとは思わないのだけど。受験マンガやドラマを見ていると、ふとあの時の惨めな気持ちを思い出すな。
残念だったね。でも私立でもいいじゃない、おめでとう。
そう思って無くても、口だけそう言ってくれれば、元々誰にも頼らない性格なんだから、後はちゃんと自分で楽しくやったのに、と思う。
でもまあドラマの中の子供はきちんと祝福されてて良かった。コトー先生からのプレゼントも良かったし。ああいう先生が知り合いだといいな。ついでに柴咲コウにも知り合いでいて欲しいところだけど(笑)