積み石

少しずつ記憶が回復し、昔の自分に戻って行く。でもそれは正しい事なのだろうか、ともふと思う。私は狭い庭で視野を限定されていたのではないか、とか。そういう旧世界で私はバランスを保っていたけど、それは柱も接着も無く、ただ積み重ねただけで脆いものだったような気がする。ちょっと状況を圧迫されただけで崩れてしまうような。


今回の事では苦痛もあったけど、やはり自分を鍛える部分もあった気がする。それは忘れ去る事もできるけど、何か成長の因子というかそういうものがあった気がする。一つは新システムであり、固有領域の固有性みたいなもんだけど、他にも感情的に得たものがある。それによって私の社会への遺恨は薄れ、生きる意味が付加された。そういう新しいデータをどう旧来のシステムと組み合わせていい方向に行くかであると思う。旧来のノー天気な思考を少し落ち着いて考えて、もう少し利口な方向に持って行く事も可能のような。でもそれはまだ理論的な段階なので血や肉とはなっていない。戦わなきゃな。あと相手の気持ちをよく考える事。耳をすます事。


でも手放しで飛び込んでいけるaがいて良かった。そしてまともでまっすぐなy。天然ボケっぽいk2。気前のいいy2。なかなかいい勝負だろう。