スエズ運河

今週のプロジェクトXは「スエズ運河を作った人々」(みたいなタイトルだったと思う)で、悪魔の岩盤とかそういうのを日本の技術力で掘削していくという感動モノだった。私は個人的にスエズ運河が好きだ。だってあんな効率的な水路って地球を見渡してみてもまず他にないし。究極の近道といった感じで、あるべき所にあるべきものがあるといった必然性に凄く納得してしまうのである。
そのスエズ運河を日本人が掘っていたというのだからビクーリである。素晴らしい。あと中東戦争の弾を避けるために船の上に日の丸を書いたり(もっともこれは第二次大戦中、日本で米軍の爆撃を避けるために屋根の上になんか(←なんだっけ?赤十字だっけ?)書いてた故事からアイデアを得たものかもしれないけど)、ダイバーが潜って不発弾を処理したりして工事するなどずいぶんと世界に貢献したみたいなのである。
でも圧巻なのはやはりエジプト人の女事務員モナの心臓病の手術だろう。モナはエジプト人(なんとなく働くのが嫌いそうな人々)と日本人の間に立っていろいろ献身的に世話をしてくれた人だ。その娘が病に倒れたので日本人達は寄付を募り500人から250万円を集めて、日本の医療施設で手術を受けさせてあげることができたのである。
そしてそれを見たエジプト人達の反応がよかった!今まで怠けがちだったエジプト人達だったのに、モナを救った日本人を見て、

エジプト人達は奮い立った

というこのナレーションがもう鮮烈!泣いた〜!実はこの感動を伝えるために3人にプロジェクトXの話をしようとしたんだけど、途中で涙が出そうでついに誰にも説明しきることができなかったのである(笑) 日記なら泣いてても伝えることができるので至極うれしい。

なんか人種が違っても意気に感じるってとこがいいですよね。そして最後は中島みゆきで締め。大変よろしゅうございました。


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