ぶつけ合わせてこそ華

私はあんまり口論が好きじゃない。できるだけ、相手の意向に合わせようとするし、合わせたんだから文句いうなと思う方である。
そのココロは口論になっては面倒くさいからであり、特に職場の人間とモメると仕事に差し障りがあるので、はいはいそうですよねー♪などと軽く返事することもある。だって早くウチに帰って自分のしたいことをしたいし。それに徹底的に論破した時に、相手がうつむいてショボンとすることもあって、それがなんとなくイヤなのだ。この点、私は人当たりのいい人見知りといったところなのかもしれない。
口論嫌いのもう一つの原因を考えるなら、人から恨まれたくないということである。なんでこの感情が人より強いかと言うと、子供の時に「言うことを聞かなかったらご飯を食べさせない、気に入らなかったら殴る」という規制をずっと受けていたからで、その点、私の他人の顔色を伺うテクニックはピカイチであり、できるだけ人に合わせようという性癖はここからも来てるんだろう。もちろん、こっちが何も悪いことをしてなくても、殴られていたので、人間不信という後遺症も残っていたりするのだが。ともかく、自分の意見を通してしまった時に、恨まれてるんじゃないかという感じが胃の底でぐるぐるとトグロを巻く。ああ、俺ってやっぱり異常者?(;´Д`)
で、人に合わせるトークをしていると、相手はいくつかのパターンをとるのがわかっている。自己中の人は喜ぶし、他人を利用したい人はどんどん要求を突きつけてくる。そして、まともな人には相手をされなくなる。
普遍的に正しいことだと思うんだけど、まとな人に対しては本音を述べてもいいと思う。まともな人は相手の立場をきちんと考えることができるし、人を信用するというフィーリングが一本バシっと通っている。よってきちん口論できるし、その後あまりわだかまりも残らない。
意見はぶつけ合わせてこそ華というか。ぶつけ合わせたって特に問題ない。
そんなわけで、基本的には相手には合わせない方がいいと思う。(問題のありそうな人はサラリと敬遠しておく方がいいけど)。まあ最初はぶつけ合わせて自分の至らなさを知ることにもなるだろうけど、ぶつけ合わせないとそういうアホさを墓まで持っていくことになるし。私はこれまでほとんどぶつけ合わせてこなかったので成長しておらず、かなりアホである。アホさに気づいて愕然としているし、いい年してこんなのかよ、とかなりコンプレックスを持ってたりする。ここしばらくそれが原因で落ち込んでいるのだけど。なんていうか一人よがりの理論が多すぎるというか・・。
そんなわけで、やっぱり本音での付き合いが一番というわけだ。人に合わせるという行為は、ちゃんとした人にとっては迷惑なことなのである。頑張って修正していきたいと思う。

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