我慢をパワーに変える方法

平井和正のSF小説でこんなシーンが出てくる。
ウルフガイこと犬神明が捕らえられて、体温と同じ温度の液体に浮かべられ(密度が大きくて沈まない)、光のささないカプセルに入れられてしまう。人は、そのような状態にされてしまうと、自分が本当に存在してるかどうか確認できず、気が狂ってしまうそうで、犬神明は咄嗟に月輪観(密教の儀式みたいなもの)を行うことにより窮地を脱するのだが。
何が言いたいかというと、なんの苦労もなく生きてると結構堕落してしまうということだったわけで(笑) 1月〜2月くらい、すっごく怠惰な生活をしてたため、究極のノンストレス状態で堕落してしまったように思う。私は素直な人間なので「無理しないでいいよ。肩の力を抜いて」なんて言われたら本当に何もしないわけであり、それはそれでイカンなと(笑) 乞食は三日やったらやめられぬとはよく言ったもので、一度怠惰な生活に慣れてしまうともう大変である。んで、先月、大量の仕事が舞い込んで死ぬ思いをしたんだけど・・。いやー辛かった。一度ブタになってしまったら立ち直るのがこんなに辛いとは。寝不足と花粉症で目が充血し、違う意味での紅のブタ状態だったなぁ。
でも思うんだけど、何もしないでブラブラさぼっていると気弱になるってこと。スキーとかでもそうなんだけど、滑れば滑るほど体力が湧いてくる状態というのもあるわけで、ある程度の負荷をかけた方が人は元気になるようです。もちろん、過労死する程やってはいけないと思うけど。適度な義務に適度な我慢。そうやっていろいろ我慢していると強い状態になれます。「俺はこれだけ我慢してやるべきことをやってるんだ」という誇りが持てるというか。自分に対する賞賛というか。生ぬるい生活はプライドを奪う気がしますね。努力して、やることやってこそ、きちんと立てるというか。
そんなわけで、せっかくブタじゃない状態に戻れたので、サボらずに頑張って仕事しようと思います。

松井もホームラン打ったことだしね。(←動画)

ガンバレ、俺!

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