スーパービンゴの設定6ゲット / 自信がなくても

うららかなGW、近所に新しいパチ屋ができたので、4時間並んで整理券を手に入れた。そして昨日、朝から意気込んでパチ屋へ。金に飢えた野獣たちがギラギラと目を輝かせる中、草原で風に吹かれる天使のように爽やかなボクが場違いな感じでそっと座る(←オイ)。
まあ、そんなわけでとっとと打ち始めるわけだけど、最初の展開は思わしくない。(そうそう、機種はスーパービンゴ、ミリオンゴッドと並ぶベルコの鬼畜マシーンである)。
しかし、ガシガシ打っていると、いきなりビンゴチャンスが舞い降りて、333をゲット。フゥアッ!フゥアッ!と掛け声たくましく、3000枚ゲットである。ちなみに最初にこれを引く確率は1.5%。もしかしたらツイてるかも?と思ったがその後がマズかった。3000枚をわずか2時間で飲まれる。うーむ、恐るべし・・。
そんなわけで、涙に濡れつつ現金投資。このスーパービンゴというやつ、設定6でも万枚逆噴射する機種なので注意が必要である。あーあ、となりのおっちゃんも4時間も並んだというのに朝からストレートで6万飲まれてやめていった。可哀想に・・。でも鉄火場で同情心は禁物。そんな気持ちになろうもんなら瞬く間に自分もライオンに食われてしまうのだ。おっちゃんが置いていった金を自分のものにするんだというくらいの意気込みがないと博打では勝てやしない。
さて、現金投資していると、次第にビンゴチャンスのかかりがよくなってきた。連チャンもし始める。そして午後3時を過ぎる頃にはようやく3000枚まで盛り返す。そしてBCが終わって141ゲーム目、「ギチョン!」という変な音から揃ったBCがとんでもなく連チャンした。エイリヤン出たのか?と思うくらい止まらない連チャン。確率は1/2〜2/3なのに当たりばっかり引く。もしやこれは噂の新装設定?しかも新築オープンなので、そのサービス精神たるや比類がないとでも言わんかのごとく、本日二度目の3ケタ111。そしてもう何連チャンしたかわかんないくらい連チャンし終わった夕方にはコインタワーがそびえ立っていた。
その後も手堅く打ち、結局引いたBCが60回。3ケタは333→111→111→222とショボかったけど、それを補って余りある連チャンによって約9000枚をゲット。目算した限りでは万枚行ってる筈だったが、もしかしたらごまかされたか?・・まあでも、新しい店の新しい箱なので目算が狂うのはしょうがないかもしれないし、等価だしってことで自分を納得させる。1時間半の権利が残っていたが、疲れたことだし、ハマッてる知り合いの女の子にその台をくれてやり終了。彼女は神様を見るような目で私を見ていた。後日なんか見返りあったりして( ´ー`)
結局その台の設定は6。もう二度と打つ機会は訪れないだろうけど、大変おいしゅうございました(^^)



「でも私、自信ないな」
と彼女は言った。長い失敗の記憶。報われなかった努力。訪れた幸せに彼女は戸惑っていた。
「そいつ、いい男なんじゃないの? そういうラッキーは素直に受け入れないとなくしちゃうよ」
とピスタチオに集中しながら言う。
「でもこんなにアッサリ幸せになるのが信じられなくて。自分に自信ないし・・」
引っ込み思案でいろいろと傷を持ってる女の子。
「そっか。でもね、不幸がいきなり訪れるのは理解できるでしょ? それと同じように幸運だっていきなり訪れるんだよ。不幸も幸運も属性は同じだしね。・・それに恋愛って相性ってところもあるしね。自信ってあんまり関係ないかもしれないよ。自信がなくても、ダメでも、彼は君のことが好きなんだよ、きっと」
彼女は黙っていたが、やがて左目から静かに涙がこぼれた。
「あ、ごめんなさい・・」
「涙はここで流しておいた方がいいよ。それで彼氏には笑顔だけ見せてればいいんだよ」
「・・うん、そうする。ありがとう」
イエイ、と拳の上に親指を立ててウインクする。本当は彼女を次のデートに誘うための映画のチケットまで買ってあったのだが・・(^^;)
まあしょうがない。一日一善さ、と池袋の暖かい夜の中を一人帰る私であった。

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