ビッグボーイ

それは何気ないヒトコトの指摘だった。
「高橋さん、それ、つけるのに時間かかってない?」
という女の子。既に二人とも臨戦体勢となっているのに若干の空白ができるという事態はこれまで何度も経験してきていたのだが。
そうか!とひらめく。普通の人はサッとつけられる。私は時間がかかる。即ち、機能をはたせばいいというだけではなく、貴重な時間をロスして、コーフンを冷ましてしまう危険性があるのだ。
よって昨日、私は意を決してマツキヨに向かった。
それ用の棚を見てみると、あるある、たくさんのゴムが。しかし、噂で聞いた「やや太め」なるゴムはない。うーん、困ったぞ。店員に聞くにも気が引けるし・・・。そしてふと目に入ってきたのがこれだった。ビッグボーイ(←クリック!)である。
いくらなんでもそんなにはビッグじゃないだろうと思えども、他にはLサイズがないし、しょうがないか。ゴムにもフィッティングサービスがあればいいのにと心から思う。もちろん可愛い女の子が着用を手伝うのである( ´ー`)
しかし、そんな人もいないのでビッグボーイに決定。残念ながら色も黒しかない。うーむ。ここで私は「胸が大きすぎて可愛いブラがない」と嘆く女の子の気持ちを初めて理解した。そうか、こういう切なさだったのか・・。
しかし、さあ手にとろうとした瞬間、妙齢の女の子が隣りへ来て同じくゴムを物色し始めた。むむむ、彼女の前でビッグボーイを手に取るのは気が引ける。だって「俺のはこのサイズです」って言ってるようなものだし(笑) 恥ずかしすぎ。
ようやく彼女が去ったのでビッグボーイをゲットし、レジへ。空いていたのでそれを出した瞬間、横から女子高生が店員に薬についてなんか聞いてきた。かなり気まずい(笑) だいたい恥ずかしい買い物をしてる俺のレジに割り込んでくんなよな。レジテーブルの上に置かれたビッグボーイが周りの野次馬にさらされ、私は小さくなる。その姿はビッグボーイというよりスモールボーイというべきか。
しかしやっと試練が終わり、ビッグボーイをゲット!マツキヨを全速力で抜け出し、ホッと一息つく。
早速、帰宅して試着。裏面を見ると「通常品(当社比)より直径が3mm大きいゆったりサイズ」とある。ほほう・・。堤さやか@AVに手伝ってもらってつけてみるとなんとびっくり!装着が超簡単!シュバッとつく。わずか1ミリ秒で装着!宇宙刑事ギャバンか?思わず「レーザーーーブレイド!」と振り回してみる(アホですな(^^;)) 
何より素晴らしかったのは、いつも汲々に押し込まれてずん胴になる我が息子が、苅も高々と、くびれボディを実現したことである!素晴らしい!粟田綱口4尺5寸やや反りという感じ。(しかし、それでもちょっとゴムが小さ目という感じだけど・・(^^;))
ま、そんなわけで、自分或いは彼氏が巨チンの方は一度お試しあれ。きっと喜ばれます。サイズの違うゴムを着用するのは拷問だ!と気づいた春の夕暮れでした。

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