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仕事中に隙を見つけて、「アパートの鍵貸します」と「生きる」(黒澤)を鑑賞。両方とも白黒だけど素晴らしい出来。「アパートの鍵貸します」の女優さんが大竹しのぶに似ていい感じでした。「生きる」もめっちゃいいですね。わりと今の作品って黒澤をパクってるんじゃないかなと思ったり。
でも「BJによろしく」では末期ガン患者は治そう、また延命しようと足掻いたりもするけど、「生きる」では粛々と運命を受け入れて、生きるとはどういうことかと考える。なんかそういう淡白さってわりと人間らしいなぁと思います。
なんとなく解答は「生きるということは輝くこと」と感じたんですが、違うかな。あの課長さん(志村喬)の演技がスバラシイ!(T_T) 泣けましたね、こりゃ。
ともかく、白黒ものにはまだまだ名作があるかもしれないと思う今日この頃です。「カサブランカ」も「道」もいいし、まだ見逃しいてる名画がきっとあるに違いない。根こそぎ見てやるぞと思う今日この頃です。とかいいながら、今日はパイレーツオブカリビアンを借りてたりするんですが。



私はわりとワガママなので、自己中に考えてることが多いんですが、客観的な視点、他人から見るとどういうイメージなんだろうと考えることが最近多いです。前に飲みながら、「理想の恋人とはなんだ」という議論になった時、「唯々諾々と言うことを聞いてくれる女がいいんじゃないか」という派と「いやいや、意見は違っても、ちゃんと自分色に染めることの成功した女だ」という派がいて面白いなと思いました。多分、誰かの人生に影響を与えるのは面白いんでしょうね。言うことをたんたんと聞かれるのはありがたいが、エキサイトに欠ける。それよりも議論の上、お互いの立場を考えつつ、自制して合わせていくという方が高度だなと。あなたについていくではなく、あなたのためなら少し変えてもいいわという方がやや上手という理論。高度になるためには、当然自分を客観的に捕らえるということが必要なんですね、多分。
「半年くらいで相手のことはわからないわよ」と同席していた女性が言ってたけど、ありゃどうなのかな。半年以上仲が続くことが稀である私は、あんまり付き合いというものがわかってないんだろうか。
まあ、面倒くさがりであるし、知ってしまったら逃げられなくなるかもという思いもあれど。私はなんとなく「絶対孤独」という時間を取り上げられたくないので、心持ち引き気味なのかもしれないなと思ったり。うーん、人付き合いは難しい。
でも自己中だとやはりイカンと思うので、普段は使わない頭をいろいろと使ってみたりしてます。
多分、習熟すれば面白いことも増えると思うので、もうちょっとやってみよう。それが「君のいる場所」なのかもしれないし・・・。
正確な自分のイメージ、運用していくイメージって大事なんだろうな、きっと。
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