わからなくなった時はわかる所まで帰る

焦りすぎて突っ走ってしまうと、何やらわけのわからんところでクルクルとこまねずみ化してしまうことがある。ここはどこだ?皆目見当がつかん、みたいな。
そんな時は逆進して明瞭にわかっていた所まで戻るのが望ましい。戻る時には、そんな初歩的な所は終わったんだ、今さらそこまで、と思うけど戻ってみると、懐かしい気持ちになる。わからないポイントがなくなるし、もういいと思っていた単純な仕草がひどく優しい。背伸びしすぎていたつま先が、ようやく休まる。
多分、間違った方向に進んでいたんだろう。負けず嫌いだからぐりぐりとこねまわして悪あがきしたけど、意識が広がりすぎて、初歩の所が飛んでしまっていたようだ。拡散して苦しい時は自分をコンパクトにして、自分の手足がちゃんと動くところから確認してみる必要がある。それでやっていけるというところを再確認しておく。



今読んでいる安岡章太郎の本が凄くいい。平易な言葉でゆったりと紡がれる心情。落ち着いてていいなぁ。

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