タメ・ウケ

どうも焦ってくるとタメというものがなくなるようで、曲芸師のようにあっちを投げこっちを受けと落ち着きがなくなる。マクドで働いていた時にいわれた言葉、「落ち着いてやった方が速い」というのは、けだし名言だと思うけど、生来のあわてん坊にて、なかなか治らない。ごはんをゆっくり噛むとかじっくり我慢するという分野がひどく苦手である。
朝からクレームの電話で目覚めた朝、そんなことを考えつつ、落ち着いて処理。俺は悪くないんだけど、仕事においては過程より結果が重視されるので、フォローする。不条理なんか数限りなく発生するし、慣れてしまった自分がなんとなく哀しいが、怒ったってどうにもならないし、逃げたら時間がもったいないので、結局は迅速に処理して自分を褒め称え、気分転換するくらいのものである。「それがどうした」「そういうものだ」との呪文を唱えつつ、落ち込まないように気をつける午後、また仕事の催促の電話。やりたい仕事なのだけど、時間がないので蹴りたい蹴りたい仕事のように思える。ああ、綿矢ちゃん(;´`)
ともかく受けておいた。受けてみたら大丈夫ということも多いし、受けてみないことにはどうにもならないし。恐怖の予想によって物事を避けることは、その恐怖に直面することより恐ろしい結果になることが多い。背筋を伸ばしつつ財前教授のように頑張るのである。(しかし、オレには黒木瞳がいないので不公平であるが)
タメを作って正面から受ける。なかなか難しいけど、座って半畳、寝て一畳。コンパクトにまとめて、一つ一つ処理していくしかないな。

日記才人投票