女に不自由しない男とは

先日、20代後半および30台の女性軍と飲んだ。正直、かしまし娘みたいな連中なんだけど(笑)、話は自然と恋愛方面に。
結局、女に不自由しない男とは姉をもっている弟というので落ち着いた。彼女達曰く「幻想持ってないからねぇ」とのこと。なるほど、確かにおねーさんの女の生々しさのようなものを見せつけられていれば、距離感もつかめるだろうし、変なキョーフも抱かないだろう。事実、彼女達の弟は「女に不自由してるところを見たことない」なんだそうである。
「高橋クンって幻想持ちすぎなんじゃないの?」
「そーよそーよ、長続きしないのはね、フトコロが狭いからよ」
「しかも最近、ジジくさくない?」
「だいたいね、女のイヤな所に耐えられてこそ、ほんとの恋愛が始まるのよっ!」
とワーワー言われつつ、早くも耐えられなくなっている私であったのだが(笑) 俺の彼女はもっとおとなしくて優しくて思いやりのある人しかなれないんだーとひそかに思う。
ところが、私の心をテレパシーで読んだかのように鬼嫁が
「おとなしい女なんていないのよ。それは仮面よ、カ・メ・ン!それを剥ぎ取らない高橋クンの恋愛はニセモノよっ!」と吼える。
「いや、違う。理想の女はいるのダ!」
「ううん、それは白馬の王子様願望よ」
「っていうかなんでオレがヤオイなんだ? 白雪姫にしてくれいっ!」
「いやだちょっと、ダッチワイフ趣味?」
「ううん、小人プレイね。処女膜に七つの穴が・・・」
「あ、それって秘孔!? 七つの傷の男、ジャギよ、ジャギ!」
「ねーさん、スロットやりすぎやで・・・(;´`)」
「それでこれからどーするの?もっとドロドロの恋愛をしないとダメっ!」
「そうそう、今ここでおねーさん達に揉まれなさいっ!」
「いや、自分はそのどちらかといえば揉む方が好きなわけであり・・」
「下ネタ男はモテないわよ」
「高橋クンね、いいかげん、巨乳巨乳言うのやめなさい」
「いや、Cカップくらいでいいんですけど・・」
「もう最低!」
「最低!」
「さーいてい!」
「い、異議あり! 今のは誘導尋問であり・・・」
「あなたねぇ、女の気持ちがわかってないのよ」
「デリカシーって言葉知ってる?」
(あんたらに言われたないような・・)
「だいたい自分勝手で」
「ナルシストだよね〜」
「いや、その・・オーイ、端っこで飲んでるN君タスケテー(T_T)」
(すいません、高橋さん。ボクのために死んでください(目をそらしつつ))
「それにしても、おねーさん方の弟さんがなぜモテるのかよっくわかりましたよ」
「なんで?」
「だって、そういう姉がいれば、どんな女でも耐えられますよねぇ。不自由しないのはいいけど、悪い女に引っかかってるカモー。わっはっは!」
(冷たい視線1)
(冷たい視線2)
(冷たい視線3)
「い、いや、よくできた弟さんで・・・」
やっぱりあまりにもドロドロした恋愛は遠慮したい、と密かに思う私であった。

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