誰かがそばにいる時は知らず知らずに甘えてしまうのかもしれない。老齢で奥さんが亡くなったら男は後を追うようにすぐ死ぬというけど、依存に変わってしまうのだろうか。依存というのは悪い言葉に聞こえるけど、そう悪いわけでもないと思う。ただ、依存先がなくなってしまうと辛くなるので、自分はあんまり好きでない感じ。
特に苦労の末たどり着いたゴールではどっと荷物を降ろしてしまう。死んだように。でもそこがゴールじゃないと気づいた時、また降ろした荷物を背負わなくてはならない。背負ったまま動くのはそんなに困難ではないけど、一度降ろしたものを背負うのは結構きつい。
だからなかなか安心して荷物を降ろさないようになる。ここは本当のゴールだろうかと疑いつつ。
なんていうか、ピーチ姫が「あらマリオ、助けに来てくれたのね、チュッ」のような終わり方はしないんだろうと思う。だとしたら荷物はずっと持ったままなのかもしれない。
ともかくも今は荷物は持ってるけど、清々しく自分ひとりの体。全てが自己責任の範囲で処理できるのは気持ちいい。多分このサイクルに他人をかませるのはなかなか難しいんだろうな。頼りたいような、頼りたくないような。依存というよりは信頼というところくらいで止めておきたいところ。何があっても沈まぬように。
よろよろとしてその場所にたどり着くのはあんまり良くないだろう。

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