迷惑王!インターネットの潜在的恐怖について

インターネットは便利である。瞬時に情報を得、また発信することができる。世界中を情報が駆け巡り、地球が小さくなったように感じることも多い。多くの意見も聞けて、交流も盛んだ。素晴らしきインターネッツ
しかし、今日はそのインターネットの暗部の話である。
インターネットは確かに情報伝達に広がりを与えたが、実はいろんな悪魔も解き放ってしまったのだ。インターネットがなければ世の中に出てこなかった存在―――迷惑王たちである。
彼らは、一般社会ではその素性を押し殺し(または家に閉じこもったり、施設に隔離されたり)ていて普段はその存在を間近に感じないが、インターネットが彼らに自由を与えてしまった。疾走する、傷つけるための言葉。純度100%の悪意。歪んだ情熱と狂気。そういったものが新鮮でピュアな標的を求めて縦横無尽に走り回っている。
実世界でも多少それが現われる時もあろう。例えば、隣町のXさんがちょっとおかしくて、時々後をつけてくるとか。しかし、インターネットで恐ろしいのは、少し目立ってしまうと、全国各地から選び抜かれた迷惑王が距離を越えてやってくるのである。実社会では半径1キロくらいに変な人がいなければまあ大丈夫だけど、インターネットでは全国でもっともクレイジーな人々ベスト10みたいな人が押し寄せてくるのである。これはコワイ。
なんかのランキングで上のほうに行く人はそれなりにいい人だったり、良かれ悪しかれ何か個性がある人なんだろうと思うけど、そういう人たちが最も迷惑王の脅威に晒される。私の登録している日記才人なんかもランキング上位の人は餌食となることが多い。世の中には「誰にでも嫌われる人」というのは存在するけど、「誰にでも好かれる人」は存在しない。なぜなら、「誰にでも好かれる」という点を嫌う人がいるからだ。
そういった嫉妬や利己的な不快感を大いに発揮してやろうという人がネット上には少なからずいて、虎視眈々と足を引っ張ろうと待ち構えている。それも人間という性質の一部なんだと思うけど、それに対するブレーキ機能というのがインターネットにはまだないので、そこが怖いところだと思う。
インターネットで活躍しようとすればするほど、クレイジーランキングの上の方の人々と遭遇する可能性が高まる。全国で厳選された迷惑王たちが己の無念を晴らすように吸い付いてくる。輝かしい生者たちへの恨みぃ〜(笑)
そんなわけでインターネットはわりと危険な世界である。

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