白線流し

7年前。当時付き合っていた彼女が、別れ際に言った。
「寂しくなったら、白線流しを見ればいいから」
それはお互いに納得した別れで、大変哀しくはあったけど、端を持ったティッシュがするすると2枚に離れていくようなスムーズな別れだった。
TVドラマ「白線流し」は当時人気だった。私は見てなかったけど、しばしば仲間内の話題に出ていたことを覚えている。


そして時は現在に至る。先日飲み会で白線流しの話題が出てたいそう感動するドラマということだった。そしてその後ツタヤに行ったらたまたま目線の高さにそのビデオがあったのである。
軽い気持ちで一巻を借りてみた。
スピッツの懐かしいテーマ曲が流れる。そして主役の酒井美樹が出てきた。
…死んだ。
酒井美樹ってあんまりTVに出てこないから知らなかったけど、くだんの彼女に激似だったのである。似すぎている。ぐえー。そういう意味だったのか…。
ただでさえいいドラマなのに、そういうことなので、一巻が終わるとツタヤに走って全巻恐怖の大人借り(笑) 泣きぬれて一気見したのであった。
それにしても似てる。こんなことってあるんだなぁ。
さて、今度は卒業後のスペシャルを見よう。
私にとってのちょっとした同窓会である。

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