心根

もくもくとウエイトしてもくもくと走る。一応、MP3プレイヤーで音楽は聴いてるものの、目の前は雨の街で、いろんな物事があれやこれやと頭の中を流れて行く。
そういった時間というのはわりと落ち着いた時間で、普段考えない長期的展望なども考えることがある。あくせくしてない時間。これからどうしようとか、これまではこうだったね、とか。
長期的には、形あるものを残したい、そして自分の見つけた独自のものを記録しておきたいなんて思う。
でもそれだけでいいんだろうか、とかいろいろ考えた。長期的にはそういうものかもしれないけど、日々何かあった方がいいのではないかと。そして「今やりたいもっとも楽しいことをし続ける」というのが正解のような気がした。今できる面白いこと、楽しいこと。そういう日々を重ねていけば、なかなか良い暮らしじゃないかと思った。
また、いつも自分の心根を明るくしておくことが大事だなと感じた。時には凹むこともあるけど、決定的にダメということはまずないし、何か常に希望を持っているのがいいんだと思う。たまには落ち込むかもしれないけど、落ち込みつづける必要はないなと思った。
暗い心は居ついてしまうとなかなか去ってくれないので、気がついたときにはよく窓を開けて風通しをよくしておくのがよい。耳をすませばそれが聞こえる。本来のもの。山本周五郎風に言えば「気づかなくてもつねに木蓮の匂いは秋風に流れている」ということだ。
私の見つけた絶対的なものというのは「人々の良識」だ。それはほとんど不変で、途切れることがない。そこから遠ざかるほど見えなくなって、感じにくくなるだけだ。良識に集中すれば、自然と心は休まり、それが確信的なものだとわかる。迷ったら羅針盤のようにそこに注意を向けたらいい。いつも心に太陽を、だ。
今日までが雨だからといって、明日も雨とは限らない。雨が嫌だからといって年がら年中、傘をさしつづけていると、太陽が届かない。
…なんてことを考えながら走ってたらいつの間にかルームランナーの上を10km近く走っていた。この後のビールが楽しみ…(爆)
ま、歩みはのろいけどいい方向に向かっている感じ。目指すところは間違ってない。辿り着けないとしても、そっちの方向いて倒れたいもんだ。

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