正直に言えばいいじゃんという過ち

クリタさんの日記(http://www.mirai.ne.jp/~ash/es041209.html)が面白かった。要は恋愛初心者は女の気持ちが深読みできないというか、「正直に言えばいいじゃん」と思ってしまいがちなのである。でも人はいろいろとおもんばかるものであり、口に出てきた言葉が必ずしも正解とは限らない。そこでは深い読みを必要とするようなのである。
というのも、「正直に言えばいいじゃん」というセリフ、ごく最近まで私も言ってたのである(笑) 元来正直者でダイレクトが好きな私は、相手に対してもそういうのを求める傾向があり、そして言葉どおりに受け取るのが気持ちよいと思っていた。
しかし、そんなことでは恋愛はうまくいかないわけで、私の場合も影のプロデューサーがついたのである。
私が恋愛過程を説明すると「高橋君、それは違うのではないかね?」とさんざんなお説教。まあその方はクリタさんのような男性ではなく、女性なんですが(相談できる男子の恋愛巧者の知り合いではY○SさんとかWAN○ERさんとか、相談しようもんなら『どれどれボクが味見をしてあげよう』『ええやん、やってもうたら』みたいな獣系しかいないぞ(笑))、ともかく、「高橋君は女性の気持ちというのがちっともわかっとらん」と言うのである。まあこのあたりでこの日記を読んでいるという噂の、元カノの何人かが大きく縦に首をふっているはずである(笑)
ま、そんなわけで、オレのオレによるオレのための恋愛にひた走ってきたオレですが、とりあえず相手の気持ちも考慮せなあかんわいなと思う今日この頃。正直、最初はめんどくせー、なんでオレがそんなことを?なんて思ってたんだけど、騙されたと思ってやってみると、相手の気持ちの裏読みが案外効くのである! 相手の揺れみたいなのを理解してサポートすると「あら、高橋君て意外にわかってるのね」なんてリアクションが来る。それは一方的なものではなく、双方向的なものであって、なんとなく気恥ずかしくあるんだけども、ああそういうことだったのかいなと納得することもしばしば。なかなか複雑な世界である。1+1=2!なんて気持ちよく行かないのは残念であるけれども。それはそれで深みというのが出てくるみたいである。
そんなわけで「正直に言えばいいじゃん」というのは、「僕はそういう基本的なサポートができていない深みのない男です」と宣言するのに等しい。私は酒の席とかで何度も「正直に言えばいいじゃん」と言っていたことを思い出すと死ぬほど恥ずかしい。わかってる人から見ると「おいおい、高橋ってお子様…( ´,_ゝ`)プッ」と思われていたのである。参った(笑)
それこそ正直に言って欲しかったなという気持ちでいっぱいである。

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