散らばったメモリー

風邪をひくとつらいけど、反面熱が出てハイになるところは気持ちイイ。多分、これは休めと言う信号。のんべんだらりと生きてれば風邪をひかないので、きっと神様のくれた休日だと思うことにする。問題はそんなこと言ったって待ってくれない仕事ちゃん達であるが、まあそのあたりは対処療法でなんとかするとして…。暇な時にある程度アドバンテージを作っておくとこういう時助かる。

アイスを食ったらキーンと頭が痛くなるが、あれって痛みを忘却するとそれなりに我慢できる。でも結局は長引いて、禍根を残すような気がする。同じように、タンスの角に小指をぶつけた時、遅れて痛みが来るけど、「オレが痛いんじゃない、小指が痛いのだ」と逃げる事が出来る。これも同じような現象である。

同じように、何か嫌な事があっても瞬間的には忘れることが出来る。知らん振りする。でもこれも後で帰ってくる。問題は、自分では忘れたつもりでも潜在意識にキッチリと残っているところだ。それば思わぬところで湧いてきて「うああ」となる。これを個人的に「思い出しうああ」と呼んでいるが、これが非常に多い。よほど普通の生活でうああとなることをスルーしてるんだろうと思う。これが中学校の頃から蓄積されていて、事あるごとにうああと出てくるのが良くない。やはりその時辛くても、その時々できちんと泣いたりなんだりして処理しておかなければ、いつまでたっても悪夢から開放されないようである。

あと、三歩歩いたらいろいろ記憶をなくすタチなので、一時的に何かにやる気になって盛り上がっても、しばらくして目覚めた時「ここはどこ、私は誰」状態になってることがある。何かで素晴らしく前向きなことを考えて計画しても、しばらくすると全然やる気がなかったりする。あらゆるところで短距離走者のようだ。長い仕事が出来ない。長期にわたってできるのはギャンブルと遊びくらいなもので…。多分、欲望の根源にあるものでないと長続きしないようだ。高度に発達した人類としての理性や高潔さなどはまっさきに忘れられてしまう対象である。つくづく下賎だぞ、オレは!_| ̄|○

たまには「真面目にやらなきゃな」と思うけど、長続きしたためしがない。多分、生きることに対して強い動機がないのかもしれない。死にたくはないんだけど。ガンであと余命半年とか宣告されて、初めて泣いて頑張ろうとするけど時間切れというタイプか…。なんせ根気が続かないのがどうも良くない。何か画期的なロジックを見つけないとどうにもならないなぁ…。若い時に「努力→報われる」という動機付けがきちんとできてないとこういうことになるよな。一つでもできていれば、1人でも手を差し伸べてくれたらという思いもあるけど、所詮他力本願だしな。邪魔だけはたくさん入ったけども。そういう恨みなんかもちゃんと捨てないとな。

わりと血には逆らえないものだけど、それでも少しくらいはいい方向に出したいもの。せいぜい頑張るとしよう。


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