全否定ロジックを打ち破る

昼時、1時間ほど絶望状態に陥り、動けなくなる。もうほんとに燃やすものも少ないし、ガラン堂って感じである。でもまあ、どんな難問であれ、必ずとっかかりはある。まずは真実に近づく。考えてみると、実際自分にはつくづくなんにもないなぁと気づく。でも片隅にちょっとしたものはある。埃をかぶってカビ臭いながらも、ほんのわずか。もちろん誰もそんなところは素通りするだろう。人気ワースト物件。でもまあ現状なのだから仕方がない。自分の手の中のものでなんとかするしか仕方がない。そんなところが現状である。
さらに精神に潜ってみる。結局のところ、好きな女に嫌われたら全否定になる。なんの救いもないし、ただただ自分が滅される。でも全否定の黒い津波の中に少しだけプカプカと浮いている他の出来事がある。それは多分、自分だったカケラ。全否定の波にもまれて、本来自分のものだったものまでが流出している。そこまでは流さなくていいものの気がする。
そんなカケラをサルベージする。何もなくてもカケラは残っている。カケラを寄せ集めたところで大したことないし、もう既に多くのものは失われたし、時間も大して残ってない。でもほとんど何もない自分にしたらちょっとした戦力だ。
もしかしたら、そういうものを培養して大きくできるかもしれない。
なんとか生きなきゃな。