LONGLONGLONG DISTANCE

はるか昔の事なんかを思い出してみる。
それは遠いけど、鉄の規則にのっとって考えれば治癒可能のように思えた。
当時の傷ついた心持を考えてみる。客観的に。
その思いは膿のようになっていて、解き放つと哀しい気持ちになる。
それでも堪えているよりはいいのかもしれないけど。
あの人もやがて去るだろう。しかしいられる間、束の間の休憩時間はある。
この幸せな時間帯に滅したいとちょっと思った。池波正太郎風に。
さすがに長い冬はきつかった。

正しいフォームで打てるように。
そこから始まる。
朽ち果てたカラクリが動くように。
鉄の規則で。
自由になれるように。